
大嫌い
死んじゃえ
そうあてつけたモノから回収できた愛はひとつもなくて
大丈夫さ
気にしてないと
諦めて反らした目先の色はそれ以上は鮮やかにならなくって
目隠しのままで
毒まみれの舌で
いつまで無責任に手だけを伸ばすつもり
白くて無力で美しいと
そう思い込んでいた素直な腕や手は
実は泥臭くて強かで醜いけど
何よりも生きようとしているの
生きようと、生きようと、
活きようと、あなたを活かそうと
灰を被ったフリをして黙って待っているだけのお姫様
棚から落ちてくるのはお餅じゃなくてガラスの靴よ
割れてバラバラ
落ちていく美しい様に見とれても
儚く戻らぬ
床の上で散って虚しく頬を刺すだけ
泣かないで
大嫌いなんて言う前に
その腕で窓を開けて
編み上げた長い髪で小さな塔から逃げて
世界を諦めて
大丈夫さなんて、嘘つきさ
その手で木によじ登って、林檎をもいでかじるのよ
あてつけて諦めるだけの灰の中から
その足で走り抜けて行け、真っ暗な森を
名前も形も
存在すらも未確認の愛が呼ぶ場所へ
終わりない書きかけの童話の様な世界
ハッピーエンドなんてないけれど
バッドエンドだってないはずよ
開く事を諦めてきた真っ白な次のページを走って破れ
そして泥だらけの手で泥臭い種を植えるのよ
それこそがあなたの産んだ命であり
愛そのものなのだから
Posted by 芙美子 on 3月 17, 2008 | Permalink | コメント (11) | トラックバック (0)




