
暗く冷たい闇に
ひとつ、またひとつ、
ひとひら、またひとひらの
花の星が舞い落ちる
はにかむ様にかすかに色づく頬
薄くて柔らかな肌に浮かべて
路を照らす
路を照らす
乱反射させた木漏れ日を
遊ぶふたりの幼子達に託して
路を照らす
只々、照らす
甲高い声と共に舞い上がり
ひらひらと戯れて落ちる花弁達
やがて幼いふたりの子は路の先へ行くだろう
そして花弁達は季節の彼方へ消え行くだろう
路を照らす
只々、照らす
光満ちるひとかけらの午後
名のない卯月の昼下がり
交わるふたつの運命は
只々、美しく
時を照らす
Posted by 芙美子 on 4月 5, 2008 | Permalink | コメント (8) | トラックバック (1)





